2019年12月05日号

3;内需４２００万～４２５０万トンに～セメント販売

セメント協会が１１月２８日発表した１０月のセメント国内販売（輸入除く）は前年同月比７・６％減の３７０万１千トンで、２か月ぶりに前年を下回った。台風の影響により東北、関東一区、関東二区で軒並み二ケタ減になった。１１月も２５日時点の１日当たり前年比が６・９％減と、秋の需要期に入ったにもかかわらず、依然として盛り上がりを欠いている。同日の会見で大西利彦流通委員長は、今年度の内需について「（従来予想の）４３００万トンは難しいと見ている。４２００万～４２５０万トンで落ち着くとの見方も出ている」との見解を示した。