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2019年06月20日号

3;施工者への技術提案も~生コン

労務単価の上昇や工法の変更で土木、建築ともに生コンの使用量が減っている。建設投資額は10年前水準にとどまる一方で、昨年度の生コン出荷量は2006年度に比べて約3割減の8000万m3台で推移している。震災を契機に上昇に転じた労務単価は8年前に比べて4割、生コン価格も10年前から3割近く上昇。100万円当たりの生コン使用量は土木、建築とも06年に比べて約4割減った。建設投資が大きく増えず、工事での使用量が減る中で、生コンの生産性向上策と同時に、ゼネコンに技術を提案していくことが求められそうだ。