2019年04月11日号

4;生コンにも波及必至～船舶のＳＯｘ対策

２０２０年１月から導入される船舶燃料の硫黄酸化物（ＳＯｘ）規制の導入による影響が生コン業界にも波及しそうだ。セメントや骨材を輸送している船舶では、規制に対応した新たな燃料へと切り替えることになるとみられ、物流コストの上昇が確実視されている。ただ、上げ幅については、まだ石油の元売り会社が、ＳＯｘ規制に対応した低硫黄型Ａ、Ｃ重油の価格を打ち出しておらず、不透明な状況になっている。また、低硫黄型Ａ、Ｃ重油の供給は今秋以降になる見通しで、大型、小型含めた全ての船舶が３か月で新たな燃料に対応できるか疑問視されている。