2019年03月22日号

3;生コンの耐久性向上

産学官協働によるコンクリート構造物の品質確保に向けたシステムが全国に広がる中で、生コン工場に対してもこれまで以上の品質管理を求めるケースが増えている。生コンの耐久性を向上させることで、地域特有の課題解決策を模索している。品質確保システムは山口県が発祥。元々はコンクリート構造物のひび割れ対策に主眼が置かれていた。山口県では、施工状況把握チェックシートやそれで得られたデータを蓄積し、実施工に反映させた。それによって構造物の品質向上が確認されたことから、山口方式と呼ばれる品質確保システムが全国に波及している。