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2018年02月01日号

3;値上げムード一色~セメント

セメント中堅・地場メーカー各社も値上げを相次いで表明している。セメント販売4位のトクヤマは1月25日、セメントや固化材の販売価格を4月1日出荷分からトン当たり1000円以上引き上げると発表した。麻生セメントや日立セメントも歩調を合わせており、業界は値上げムード一色となっている。太平洋セメント、宇部三菱セメント、住友大阪セメントの大手3社が昨年暮れに値上げを表明したことを受け、地場・中堅各社も一斉に検討に着手。先行したのがデンカで、15日に時期、上げ幅を大手各社と合わせる形で値上げを打ち出した。コストアップの転嫁と再投資可能な体制の構築が理由だ。