三菱マテリアルは中国でのセメント事業から撤退する。三菱商事と共同出資するセメント製造販売会社、烟台三菱水泥有限公司(山東省烟台市)を現地資本に譲渡することを決め、3月30日付で契約を結んだ。取り巻く経営環境の悪化が背景にある。中国での足場はなくなるが、セメント事業の成長力を確保するために、海外展開は欠かせない要素だ。同社は新たな拠点の開拓と既存拠点の拡大の両面から戦略を描く。
<<BACK
コンクリート新聞の購読をご希望のお客様は、こちらからお申し込みください。