2008年08月07日号
2:溶融スラグ混入問題~全国生コン品質監査会議 長瀧議長に聞く
全国コンクリート品質管理監査会議の長瀧重義議長(愛知工業大学教授)はコンクリート工業新聞のインタビューに応じ、六会コンクリートによる溶融スラグ混入問題に関して「一種の偽装であり、全国統一品質管理監査制度(○適マーク)を揺るがす問題だ」と指摘、10年以上かけて培ってきた制度の信頼が大きく損なわれたことに危機感を示した。○適マークの信頼性を取り戻すため、各地区生コンクリート品質管理監査会議議長に対し、今年度の一般監査で「骨材を現認するようお願いした」と述べた。また、溶融スラグJISについて、「溶融スラグがJIS生コンに使えるような、紛らわしい表現が入っている」ことから、同JISを早急に見直す必要があるとの認識を示した。