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2008年07月31日号

2:溶融スラグ混入問題~池田調査対策委員長に聞く データ整備へ実験着手

 六会コンクリートによる溶融スラグ生コン混入問題を受けて、神奈川県生コンクリート工業組合が設置した調査対策委員会の池田尚治委員長(横浜国大名誉教授、県生コン品質管理監査会議議長)は、溶融スラグに起因するポップアウト現象が発生したコンクリート構造物について「予測では、強度などの面で長期的な影響はないと考えている」と述べた。既に実験に着手しており、年内にもデータを整え、関係者に提供する予定だ。また、これからの対応について品質管理監査制度の立入検査で材料全般の確認を取り入れたいとの考えを示すとともに、「教育」の大切さを指摘した。