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2016年10月27日号

1;ミキサ車3年ぶり減

今年3月末の全国のコンクリートミキサ車台数は前年3月末に比べ60台減の4万8336台と3年ぶりに減少した。1台当たりの年間平均輸送量(昨年度の全国生コンクリート工業組合連合会の出荷統計から算出)は前年比142m3減の1801m3と、2012年度の水準(1857m3)に落ち込んだ。運輸局別では東北、関東、四国、沖縄の4局、都道府県別では19都府県で増加した。自動車検査登録情報協会がまとめた。

運輸局別で最もミキサ車が増加した関東は、115台増の1万2459台。栃木、群馬、千葉、東京、神奈川の1都4県で増えた。千葉は77台増の2173台、神奈川は58台増の2459台、東京は44台増の2765台と都市部での増加が目立つ。これに次ぐ東北は20台増の4555台。岩手は35台、福島は9台、山形は4台増えた。

全国の営業車比率は0・3ポイント増の36・3%。営業車は105台増の1万7549台となる一方で、自家用車は165台減の3万760台と、営業車比率が高まった。北海道や富山、石川は従来から営業車の比率が高かったが、近年は都市部でも営業車の比率が高くなっている。

局別のミキサ車台数(カッコ内は前年比増減)は▽北海道2078台(5台減)▽東北4555台(20台増)▽関東1万2459台(115台増)▽北陸信越3251台(22台減)▽中部5387台(31台減)▽近畿6500台(70台減)▽中国3650台(24台減)▽四国2958台(3台増)▽九州6681台(69台減)▽沖縄817台(23台増)となった。

輸送量は軒並み減

工組別で前年度から1台当たりの生コン輸送量が増加したのは岩手、福島、福井、三重、大阪兵庫の5工組だった。年間3000m3以上輸送しているのは東京(3200m3)のみで、2000m3超は岩手、宮城、福島、愛知、大阪兵庫、沖縄の6工組。最も少ない高知は1006m3だった。