セメントの輸出依存度が上昇している。セメントの国内需要が長期低迷するなか、稼働率を維持するために輸出に活路を見出しているためだ。今年度のセメント販売(国内と輸出の合計)に占める輸出の割合は4~8月で21・8%と前年同期に比べ1・8ポイント上昇した。同じ理由で輸出依存度が高まった2009年度の20・8%を上回る高い水準だ。下期も国内需要の急激な回復は見込めないことから、輸出に頼る状況がまだしばらく続きそうだ。
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