2008年06月12日号
3:大津生コン協組~昨年度に3工場撤退
大津生コンクリート協同組合(安田信夫理事長)は生コン値上げの浸透に総力をあげている。セメントや骨材など諸資材価格の高騰を受けて、4月契約分から1500円の値上げに着手。「現状の積算価格では経営は成り立たない。(値上げを)認めていただかなければ納入はできなくなる」と安田理事長は窮状を訴える。経営環境の悪化を映して昨年度に大津支部のびわこ生コン、甲賀支部のコウカ、湖西支部のジェネスが生コン工場を閉鎖、撤退した。安田理事長は「来期はより厳しい状況になるのではないか。そのためにも値上げ浸透を急ぎたい。集約化も進めて体質を強化していきたい」と話している。