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2016年03月10日号

4;示方書にも成果反映へ~土木学会コンクリート委員会

土木学会コンクリート委員会(前川宏一委員長=東京大学教授)はこのほど、東日本大震災に対応して実施してきた調査研究活動に関する報告書を取りまとめた。震災発生から5年間で、津波の波力評価や震災廃棄物(がれき)の処分と有効利用、福島第一原発汚染水対策の3つの課題に対して、それぞれ小委員会を設置して調査研究を行ってきた成果をまとめた。同委員会では小委員会の活動成果をコンクリート標準示方書の次回改訂にも取り入れる予定で、将来の防災・減災に貢献する方針だ。