2008年04月24日号

2:セメント値上げ浸透～次は生コン 売り腰強める

　セメントの値上げが浸透している。太平洋セメント、宇部三菱セメント、トクヤマなどメーカー各社が今月出荷分から実施したセメント㌧当たり１０００円以上の値上げを生コンなど最終ユーザーが受け入れており、これを映して「建設物価」５月号では、さいたま、千葉、東京、横浜の普通ポルトランドセメント価格がそれぞれ１２００円上昇した。次は、生コン協同組合がセメントコストを生コン価格に転嫁できるかどうかに焦点は移る。協組は販売姿勢を一段と強めるのは必至で、生コンの価格は全国的に強基調で推移する公算が強い。