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2015年10月08日号

4;広がる戻りコン有償化

関東一区などで、戻りコンの有償化(契約取り消し生コン)が進む中、戻りコンよりも発生量の多い残コンについても解決の糸口が見えてきた。関東一区では2013年6月に三多摩生コン協同組合(立川市)が戻りコンの有償化を導入したことを皮切りに他の協組も追随。東京、神奈川、千葉の1都2県で共販を行うほぼすべての協組が取り入れた。こうした中、名古屋生コン協同組合は来年1月出荷分から戻りコンの完全有償化を実施する。同協組は戻りコンと残コンを含む「持ち戻りコンクリート」の概念を取り入れた。近い将来、残コンにも適用することを視野に入れ、これまで以上に残コン・戻りコンの発生抑制をユーザーに促すねらいだ。