2008年04月10日号
3:玉川生コン協組~市況上向き推移 6月1日から再値上げ
玉川地区の生コンが上向いている。玉川生コンクリート協同組合(川崎市)の地下水根絶やオンラインシステムによる出荷管理などが功を奏し、今春に「建設物価」、「積算資料」の表示価格が200―300円相次いで引き上げられた。玉川生コン協組はコストアップ分を価格に転嫁するため、今月1日に500円値上げを実施するとともに、このほど6月1日からの800円値上げを表明。6月1日以降の新価格は、東京向け11300円、川崎向け10800円となる。また、1日付で従来の営業部、割決調整部、監査部を「営業部」に統合し、参事長が統括するかたちに改めた。営業部の下に割決、調整両部会を配置。営業部―参事長―営業委員会と縦線を強化し、市況対策の実効をより高める狙いだ。