2015年06月18日号
3;ゼネコンと関係強化~仙台生コン協組
仙台地区生コンクリート協同組合(仙台市、14社14工場、菊地雄一理事長)は中期ビジョンの一環として、ゼネコンとの関係強化を打ち出している。震災復興工事とともに同協組の出荷を底支えしてきた地下鉄、南蒲生浄化センターなどの大型物件が終息し、昨年度の出荷は前年比17%減の88万m3となった。今年度の出荷量は1割減の80万m3と見込んでいるが、4~5月の出足は予想以上に鈍い。今年3月末の契約残は前年同期比2割減の58万8千m3だったことから、通期出荷も前年比2割減の「70万m3台に落ち込む可能性がある」(菊地理事長)という。一方、市況は震災後の需要増と骨材、輸送費などのコストアップを受けて1万4000円(21・18・20)まで上昇した。同協組では復興需要終了後も市況を維持するよう中期ビジョンの策定に取り組んでいる。ゼネコンとの関係強化はその一環。