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2015年05月14日号

3;クリンカ焼成温度 100度低減実証~トクヤマ

トクヤマは4月30日、普通ポルトランドセメントクリンカの焼成温度を低減する技術の実機実証試験を実施し、約100度の低減に成功したと発表した。実証試験は徳山製造所南陽工場の実機プラントで実施した。試験に際しては、クリンカと同等の品質を維持した上で、焼成温度を100度低減することを目指し、クリンカ組成をアルミ源と鉄源を調整して決定した。クリンカ原料は通常の工程で使用するものを使用。廃棄物や副産物の原料はクリンカ1トン当たり260~300kgとし、安定した運転条件で8時間の連続焼成を達成した。