2015年03月26日号
3;シラスコン 建築で国内初
シラスを細骨材代替として使ったコンクリートが国内で初めて建築物件に適用された。適用した物件はアトリエ・天工人(山下保博代表)が設計した都内の個人住宅。東京エスオーシー芝浦工場が個別大臣認定を取得して93m3出荷した。アトリエ社が21日から3日間、見学会を開いた。発注者は4年前、同じ鹿児島出身という縁で、同社を訪れ、「挑戦的で環境にやさしいコンクリート」を使用した住宅の設計を依頼した。山下代表が東京大学の野口貴文教授に相談したところ、鹿児島大学の武若耕司教授が研究するシラスコンクリートを紹介された。