2008年03月06日号
4:セメント~08年度内需想定は5600万㌧に
セメント協会は2月28日、2008年度のセメント国内需要(輸入含む)は今年度見込みに対し0・9%増の5600万㌧になる見通しと発表した。公共投資の削減で官需は減少するものの、改正建築基準法の影響が収まり民需は回復に転じる。
今年度の内需は前年比5・9%減の5550万㌧になる見込み。当初想定の5800万㌧に対し250万㌧下振れる。官需は想定並みの2800万㌧で仕上がりそうだが、民需は250万㌧下回る2750万㌧にとどまる見込み。改正法が主因で、想定にはまったく織り込んでいなかった。
セメントの輸出は、今年度は前年に対し3・2%増の9900万㌧になる見込み。4年ぶりに前年実績を上回る。