2015年02月12日号
3;中長期ビジョン策定へ~仙台生コン協組
仙台地区生コンクリート協同組合(仙台市、14社14工場、菊地雄一理事長)は来年度中に中長期的な協組のビジョンを策定する。震災の復興工事で、仙台地区の生コン需要は増大し、昨年度は大型物件の災害復興公営住宅と南蒲生浄化センターの工期が重なって、協組の出荷量は105万m3に達した。今年度中にこれらがほぼ終息するため、前年比15%減の90万m3になると見込んでいる。菊地理事長は「大型の復興工事が終わり、大幅に伸びることは考えられない。2016年度は協組員の出荷も震災前の需要(50万~60万m3)の水準に戻る」と予想している。需要環境の変化に対応するため、同協組は来年度中に、協組運営、市況の安定化などの諸課題について協議を進める。