2008年02月07日号
2:三菱マテリアル~米国大手生コンを傘下に
三菱マテリアルは1月30日、米国の連結子会社である米国三菱セメント開発がカリフォルニアの生コン・骨材最大手、ロバートソン・レディ・ミックス社(デニス・トローシュ社長)の持分を追加取得し70%に引き上げてグループ化する、と発表した。取得金額は約9億ドル(約960億円)で、米国三菱社の出資比率に基づき三菱マテリアルが7割、残りを三菱商事が負担。「セメント事業の成長基盤を強固にしていく」(井手明彦三菱マテリアル社長)狙い。グループ化で、米国三菱社の経常利益は50億円程度増加する見込み。セメント販売は100万㌧程度の上積みが可能としており、既存のロングビーチターミナル増強のほか、ターミナルやセメント工場の新設を検討している。