2008年01月10日号
3:セメントトップ年頭あいさつ~値上げ達成が急務
セメントメーカートップの年頭あいさつでは、石炭・石油価格の高騰や米国のサブプライムローン問題などを受け、契機への影響を懸念する言葉が目立った。また、食品偽装など相次ぐ企業の不祥事を背景に「コンプライアンスの徹底」「企業倫理の確立」を訴えた。
セメント事業では石炭価格の高騰に伴うセメント値上げの達成が最優先課題となる。太平洋セメントの鮫島章男社長は「石炭価格のさらなる高騰が確実。非常事態を宣言せざるを得ない状況」との認識を示したうえで、転嫁値上げを成し遂げるよう求めた。