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2007年12月20日号

1:改正生コンJIS~スラッジ水利用を促進 呼び強度36以下 協議事項から除外

 JISA5308(生コンJIS)改正原案作成委員会(長瀧重義委員長=愛知工業大学)は14日、東京・茅場町の鉄鋼会館で委員会を開き、改正原案をまとめた。焦点の1つだったスラッジ水の練混ぜ水利用について、呼び強度36N以下のコンクリートを水の区分における協議事項から除外することを決めた。事実上、スラッジ水の利用拡大を促すかたちとなる。また、生コン納入に先立って購入者に提出する配合報告書を「配合計画書」に名称変更する。これに伴い「納入書」の様式を当日出荷数する配合の単位量を記入できるように改める。2012年(平成24年)4月1日から計量印字記録を正式に採用し、購入者からの要求を前提に印字記録の提出を義務化する。製品試験での「不確かさ」については「適用しないものとする」とした。改正生コンJISは来年夏か秋に公示の見通し。