2014年03月20日号
3;地域差浮き彫りに~全国卸協組連・生コン代金回収調査
全国生コンクリート卸協同組合連合会(歌川嘉矩会長)が12日発表した2013年度の生コン代金回収調査結果によると、建設業者から生コン卸協同組合(販売店)に支払われる代金の総回収日数は114日と前回調査に比べて4日短縮した。現金決済に区分しているファクタリングへの移行が進み、手形割合が低下しているため。ただ、地域別で見ると、札幌、東京、大阪などでの総回収日数が130日前後に対し、広島は27日と極端に短く、これが全体平均を押し下げる要因になっている。出来高に対する支払保留率は全体平均が10%強に対し大阪は30%に迫るなど地域によって取引きの様相は異なる。