2013年12月05日号

2;採用広がる中流動コン～ＮＥＸＣＯ３社

ＮＥＸＣＯ３社（東日本、中日本、西日本）はトンネル覆工コンクリートの品質向上を図る技術として、中流動覆工コンクリートを積極的に採用している。覆工コンクリートの天端部は作業空間が狭く吹上げ方式による打設のため、コンクリートの締固めや充填が難しく、安定した品質の確保が課題とされていた。そこで、ＮＥＸＣＯ３社の共同出資で設立され、高速道路建設・管理技術の研究開発を行う高速道路総合技術研究所（ＮＥＸＣＯ総研）が材料を改良することで、施工性の改善と品質向上を図ることをコンセプトに中流動覆工コンクリートを開発した。