文字サイズ(変更方法 文字サイズを大きく 文字サイズを小さく
2013年03月28日号

3;収縮量数値を削除~土木学会標準示方書を改訂

 設計・施工両編は2007年版から内容の大幅な変更はなく、前回の改訂で導入された性能規定の「本編」と仕様規定の「施工標準」という基本構成を踏襲しつつよりわかりやすく現場で使いやすい内容とした。主な改訂ポイントとしては2章「コンクリートの品質」のひび割れ抵抗性で規定されていた収縮ひずみの最大値1200μという数値を削除した。土木においてはひび割れが生じても問題ないケースが多いことから、問題がある場合に限って設計で照査することにし、具体的な収縮量を削除した。そのうえで収縮ひび割れ対策として使用される膨張材や収縮低減性能を持つ化学混和剤が有効であるとの記述を解説に記載した。