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2012年12月20日号

4;大型民需が出荷押上げ~九州の生コン

 九州地区の生コン出荷量は民需がけん引する形で回復してきた。九州地区の4~11月の出荷量(工組員)は前年比1・1%増の740万8000m3だった。福岡や鹿児島では、病院・老健施設の建設工事などの民間の建築物件が好調だ。官公需では、今夏の九州北部豪雨の被害を受けた福岡、熊本、大分では11月末に災害査定が一部終了し、来年から河川の緊急対策工事が始まる見通しとなった。今後これらが需要を底上げしていくとみられ「来年度上期までは物件が見通せるようになってきた」(九州の生コン関係者)との声もある。