2006年11月16日号
1:セメント06年9月中間期連結決算~主要5社 増収増益
セメント専業・兼業主要5社の2006年9月中間期の連結決算が14日、出そろった。原燃料価格の高騰などの悪化要因はあったものの、景気回復や民間建設投資の好調などを受けて5社とも増収増益となった。専業の太平洋セメントは米国のセメント事業の収益が拡大したほか、セラミックス・エレクトロニクス(CE)が復調してきた。住友大阪セメントは売価アップ、合理化が進展、光電子・新材料が黒字転換した。兼業は非鉄や半導体関係、機械などの好調が続いた。下期も基調は変わらず、専業2社の2007年三月期通期は過去最高益を計上する見通し。