文字サイズ(変更方法 文字サイズを大きく 文字サイズを小さく
2006年10月12日号

2:生コン品質管理監査~減点ゼロが増大 「監査の平準化」を基本方針に

 生コンの全国統一品質管理監査制度で「減点ゼロ」(無欠点工場)の割合が上昇している。監査を継続的に受けることによって生コン工場の品質管理が着実に向上している表れとの見方が一般的だが、一方で各地区、あるいは監査員による評価の差が一因との指摘もある。減点ゼロの割合(05年度)が最高96・8%、最低12・5%と地区間の差が拡大していることが背景。そのため、全国生コンクリート品質管理監査会議(長瀧重義議長)は今年度の基本方針に「監査の平準化」を加えた。これを受けて中国地区5県の品質管理監査会議は今年度から「監査員の相互派遣」を開始、この結果を平準化に生かす。