2012年05月24日号

1;太平洋セメント １４中計が始動

　太平洋セメントが１４（イチヨン）中期経営計画を始動させた。今年度から２０１４年度まで３か年で、収益基盤の強化や成長分野への投資を柱とする諸施策に取り組み、１４年度に売上高営業利益率７％以上（１１年度実績４・０％）、ＲＯＡ（経常利益）４・５％以上（１・９％）、有利子負債５００億円削減、ネットＤＥＲ１・８（２・６）を目指す。「４番バッター」（福田修二社長）である国内セメント事業の収益力をどれくらい高められるかが課題となる。製造・物流コストのさらなる削減に努め競争力を強化するとともに、適正価格に向けて売価改善に取り組む。さらに、生コン政策を地域別に組み立て、生コン業界の安定を後押しする。