2006年08月03日号
1:関西の骨材アンケート~「値上がり7割」 細骨材は九州依存
セメントジャーナル社が大阪府、兵庫県の生コン工場を対象に行った骨材動向についてのアンケート調査によると、骨材が「値上がりしている」と回答した工場は70%を超えた。特に細骨材は今年4月の中国の川砂禁輸(延期中)や愛媛県の海砂採取禁止による影響で、25%の工場が「変更した」と回答したほか、「検討中」の工場も25%あり、半数がこの1年で細骨材の変更に着手する方向だ。また、前回調査(昨年9月)に比べ、九州産の占める割合が15%増の41%となるなど、細骨材の九州依存が急速に高まっており、今後、関西の細骨材問題は九州にも影響を与えそうだ。