2006年08月03日号
3:シラスコンを施工
鹿児島県霧島市牧園町の「丸尾の滝橋(橋長302m、国道223号)」で国内初となるシラスコンクリートが使用されている。丸尾の滝橋は霧島温泉郷丸尾温泉にあり、周辺は温泉腐蝕環境下(高温地熱、強酸性土壌、火山性ガス)でコンクリートにとっては非常に過酷な環境にある。シラスコンクリートは武若耕司・鹿児島大学教授の研究で、酸性土などの化学腐蝕性環境に対して有効であることが確認されており、2002年5月から開かれている「丸尾の滝橋施工技術委員会」でシラスコンクリートの採用が決まった。