2011年11月03日号
1:普及局面に入るコンクリート舗装
コンクリート舗装が普及局面に入る。国土交通省は2012年度の道路関係の予算概算要求で、道路構造物の長寿命化対策として、「耐久性に優れるコンクリート舗装の積極的活用」を新たに盛り込んだ。国の施策としてコンクリート舗装が活用されることで、普及に弾みがつくのは確実。背景には、舗装予算が半減して維持管理費用が十分に確保できなくなってきたこと、アスファルト舗装の施工単価が上昇し初期投資でもコンクリート舗装とのコスト差が小さくなってきたことなどがある。同省では「適材適所をキーワード」(道路局国道・防災課)にコンクリートとアスファルトを使い分けていく。コンクリート舗装の採用箇所として、地方部で新設される自動車専用道路などを想定している。