宇部三菱セメントが1日発表した2011年3月期決算は純利益が前の期に比べ90・1%減の3600万円だった。原油価格の高騰によるタンカー・トラックの燃料価格の上昇などでコストが膨らんだうえ、東日本大震災で被災した設備の復旧で特別損失を計上したため。12年3月期は、売上高は横ばいだが、営業利益は前期より2割強減少する見通し。同社では経営体質強化策の継続実施とセメント値上げの獲得などで事業基盤を整えていくとしている。
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