2025年09月18日号
2;国内事業、稼ぐ力回復~太平洋セ
太平洋セメントでは、国内セメント事業の稼ぐ力が着実に回復している。2025年4~6月期の営業利益は前年同期と比べ倍増の31億円だった。4月の㌧当たり2000円以上の値上げを早々と浸透させた。同社は、2024年度から始まった26中期経営計画(中計)で「国内セメント事業の再生」を重要課題に据え、売上高営業利益率を26年度に10%以上とする目標を掲げる。セメント事業本部長を務める吉良尚之取締役専務執行役員は「値上げは順調に進んでおり、目標は達成できる見通しだ」と自信を示す。