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2025年02月27日号

1;CN研究が加速化~コンクリート

コンクリートのカーボンニュートラル(CN)実現に向けた研究が加速している。高炉スラグ微粉末やフライアッシュ(FA)を使用した低炭素型コンクリートは、大手ゼネコンだけでなく、コンクリート製品会社、生コン協同組合も独自の配合で実用化している。研究分野で注目されるのはCCU(CO2の回収・分離・利用)材料だ。人工石灰石(炭酸塩)の製造や、未利用資源だった回収骨材(グリーン骨材)、スラッジ水(グリーン水)の利用拡大や、再生骨材への二酸化炭素(CO2)の固定化技術の開発が進められている。ゼネコン主導の技術開発が進む中で、生コン、コンクリート製品会社にはCNへの対応がより一層求められそうだ。