主要セメント4社の2024年4~12月期連結決算が19日出そろった。セメント事業の損益は値上げ効果や石炭価格の下落で軒並み改善した。住友大阪セメントは黒字に転じ、太平洋セメントは国内セメント事業が赤字から脱却した。国内需要の低迷による国内販売量の減少を、輸出を増やして補った。第4四半期(1~3月)は損益改善要因がおおむね一巡することで伸びが鈍化するものの、25年3月期通期はそろって増益を確保できる見込みだ。
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