2025年02月13日号
4;安全性高いアルカリ源~クリコン
クリコン(滋賀県愛荘町、池ノ内基士社長)は4日、粉末状のアルカリ刺激材「ジオエレメント」を活用した低炭素コンクリートを開発したと発表した。ジオポリマーコンクリートをはじめ、セメントを使用しないコンクリートを製造する時にはアルカリ源として劇物指定されている苛性ソーダを用いるのが一般的だが、安全性に問題があった。ジオエレメントは粉体での使用が可能で、扱いやすいのが特徴。クリコンは「GEPC(ジオエレメント・プレキャストコンクリート)研究会」を4月に発足させ、カーボンニュートラル(CN)からカーボンネガティブを可能とする新たなコンクリート製品の開発を後押しする。