2011年03月03日号
1:東京地区~ミキサ車の需給ひっ迫 現場管理不備が助長
首都圏でミキサ車の需給ひっ迫が続いている。景気悪化による生コン需要の急減に伴い生コン工場(輸送会社)やリース(傭車)会社が需要規模に合わせてミキサ車を削減したことが要因だ。昨秋から大型物件が相次いで動き始めた東京都心でひっ迫感が強く、「ミキサ車の奪い合い」(都内の生コン)の様相を呈している。ただ、減車はひっ迫要因の1つであり、需要に対してミキサ車の絶対数が不足しているわけではなさそう。打設数量が予定数量を大幅に下回ったり、工程遅れで納入が突然中止したりするなど、ゼネコンの工程管理の不備もミキサ車の需給ひっ迫を助長している。