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2024年10月10日号

1;全域で停滞感強まる~関東一区

関東一区の生コン出荷が振るわない。1都3県で共販を実施する生コン15協同組合の今年度上期(4~9月)の出荷数量は、前年同期比10・8%減の461万6千㎥で、上期としては3年ぶりに前年実績を下回った。人手不足や残業上限規制を背景とする建設工事の工程や着工の遅れ、建設コスト高による着工の延期・凍結、工事の端境期、大型案件が一巡した反動減など要因は一様ではないが、おおむね全域で停滞感を強めた。一部の協組は下期好転を期待するが、ボトルネックの改善が進む見通しは立たず、先行きも低調に推移する公算が大きそうだ。