2024年09月26日号
2;人工石灰石でCO2を58%削減~住友大阪セメント
住友大阪セメントは18日、二酸化炭素(CO2)を再資源化した「人工石灰石」などを原料に用いて、CO2の排出削減と吸収を両立させる「次世代低炭素型半たわみ性舗装」を開発したと発表した。セメントの製造から施工、廃棄までのライフサイクル全体でCO2排出量を従来製品よりも58%削減できる。新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトの成果を活かした取り組み。NIPPOが協力し約1年前に試験施工し、性能面に問題がなく実用化にメドをつけた。同社は、こうした取り組みは「世界で初めてで非常に珍しい」としている。