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2024年09月19日号

1;スランプ保持が浸透~混和剤

コンクリートの品質や性状を長時間保持するニーズが一段と高まっている。材料品質の変動や運搬の長距離化、高炉スラグ微粉末やフライアッシュを使った環境配慮型コンクリートの普及が背景にある。混和剤各社はスランプを長時間保持できる製品を拡充しており、採用実績も増えている。一方、夏季における暑中コンクリートへの対応については現場で混和剤を添加する対策が主流になりつつあり、混和剤各社では主要ユーザーである生コン工場のニーズに応えながら、ゼネコンにも暑中コン対策の効果をアピールしていくことが重要になっている。