2011年02月10日号
1:セメント4~12月期連結決算~太平洋、構改効果表れる
太平洋セメントが8日に発表した2010年4~12月期の連結決算は、営業利益が前年同期に比べ2・3倍の85億円だった。3工場でのセメント生産中止や人員削減など構造改善効果で国内セメントの採算が改善。だが、海外は、米国での需要不振が響き赤字が拡大した。兼業の宇部興産、三菱マテリアルの同期業績は増収増益となった。化学や非鉄などが好調。11年3月期の連結業績予想は三菱マテリアルが修正、太平洋セメント、宇部興産は据え置いた。