文字サイズ(変更方法 文字サイズを大きく 文字サイズを小さく
2024年09月05日号

3;栃木工場のCO2で育苗~住友大阪セメント

住友大阪セメントは二酸化炭素(CO2)を利用した育苗の実証試験に着手した。栃木工場(栃木県佐野市)で電力供給を担う木質バイオマス発電所の排ガスを、苗木栽培するハウスでCO2源として利用する。CO2の回収・貯留(CCS)とバイオマス発電を組み合わせた「BECCS(ベックス)」の取り組みで、セメント業界では初の試み。農林業用環境統合制御盤の開発、製造を手掛けるオムニア・コンチェルト(東京都)と共同で進める。8月28日に都内の同社本社で開いた記者会見で発表し、同社として木材の供給に積極的に関与していくとの姿勢を示した。