2024年08月01日号

3;収益構造転換へ一石～住友大阪セメント

住友大阪セメントは来春のセメント値上げで品種別に上げ幅を変える（本紙６月２０日付既報）。品種間のコスト差が許容範囲を超え、収益にマイナスの影響を及ぼしているからだ。採算が取れる品種と低採算品種を一括りにして利益を確保するという従来型の収益構造の転換を図る狙いもある。セメント・生コン業界に「一石を投じる」（福嶋達雄取締役常務執行役員）動きであり、交渉の行方が注目される。