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2024年06月06日号

4;生コン使用量6%増~22年度土木部門

国土交通省が5月31日発表した2022年度の建設資材・労働力需要実態調査(土木・その他部門)によると、請負工事費100万円当たりの土木部門における生コン原単位(使用量)は前回調査の20年度に比べ0・09㎥(6%)増の1・62㎥となった。セメントは0・08㌧(9・9%)増の0・92㌧、骨材・石材は1・62㎥(32・5%)増の6・60㎥、鋼材は0・68㌧(2・5倍)増の0・94㌧となった。就業者の原単位も0・93人日(14・4%)増の7・40人日。22年度はロシアによるウクライナ侵攻を受けて、資材価格が大幅に上昇したものの、アスファルトを除き、原単位は大幅に上昇した。同省不動産・建設経済局建設市場整備課はその原因を分析したが「工事費に占める(生コンやセメントなどの)主要資材や労務費以外の費用が低減したことが要因ではないか」とみている。