2024年05月23日号

5;Ｈ―ＢＡを８割に～長谷工

長谷工コーポレーションは、同社が使用するコンクリートを「Ｈ―ＢＡコンクリート」に転換する取り組みを進めている。２０３０年までに、同社が事業提案する案件の８割に同製品の採用を前提とする目標だ。同製品は高炉セメントＢ種と普通セメントを組み合わせることで二酸化炭素（ＣＯ２）排出量を約２０％削減することができるもの。同業他社が開発した環境配慮型コンクリートに比べ、１㎥当たりのＣＯ２排出量の削減割合は低いものの、地上構造物にも使用できるため、建物全体でのＣＯ２排出量の削減効果を高めている。同社技術研究所の金子樹チーフにＨ―ＢＡコンクリートの開発経緯や普及への課題などについて聞いた。