2023年09月14日号
1;結合材利用、実装進む~CN対応のコンクリート
カーボンニュートラル(CN)社会の実現に向けたコンクリートの技術開発、社会実装が活発化している。「高炉スラグ微粉末やフライアッシュ(FA)などの産業副産物を結合材として利用する技術」については、大手ゼネコンだけでなく、生コン組合・会社、コンクリート製品会社も社会実装に向けて取り組んでいる。「コンクリートに二酸化炭素(CO2)を吸収させる技術」と「CO2を吸収させた素材をコンクリート材料として利用する技術」については研究開発中のものが多く、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション(GI)基金事業「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発」のプロジェクトなどで検討が進んでいる。