2010年09月09日号
4:ヒューム管~需要減に歯止めかからず ニーズに合わせた開発進む
下水道の新設工事の減少に併せて、ヒューム管の需要減に歯止めがかからない。かつて、全国で412万㌧の出荷があったヒューム管だが、97年度以降、12年連続で前年実績を下回っている。今年度も現在の出荷状況では減少する可能性が高いと見込まれている。出荷減は下水道の普及が進んだことが要因として大きいが、現在も老朽管の置換えや雨水管の設置など市民生活を守るインフラとして重要度は高い。そのため、差別化やトレンドに合わせた製品開発も進んでいる。