2010年08月12日号
2:セメント5社4~6月期、太平洋 最終赤字110億円
セメント専業・兼業5社の2010年4~6月期の連結決算が10日までに出そろった。専業は太平洋セメントの最終損益が110億円の赤字(前年同期は87億円の赤字)となった。セメント事業は、国内の赤字額が縮小した反面、米国の需要低迷で海外の赤字が膨らんだ。住友大阪セメントは、利益水準は低いが、営業、経常利益とも増益を確保。最終損益は固定資産の減損損失により11億円の赤字となった。兼業の三菱マテリアル、宇部興産、トクヤマは外需好調の追い風を受け、増収増益。三菱、トクヤマは10年4~9月期業績予想を上方修正した。